厚みがあるのできっちりと立っている
コロンとしたカラフルな「ガラスの家」は透明ガラスと色ガラスを何枚も張り合わせてあります。
「キルンワーク」という技法を使っていて、600度の温度で焼き上げるとのことだ。
ガラスは繊細で壊れやすいのが難点だが、この家はうっかり落としても壊れないのがうれしいな。
透明感があって丈夫で美しい家は私のお気に入りで、5,6年前に30個ほど作っていただいた。
ガラスと陶器はいずれも土から生まれたもので、瀬戸市ではどちらも盛んに作られています。
透明感のない陶器のモチーフは比較的描きやすいけど、ガラスの透明感はなかなか難しいのです。
ハードパステルで色付けしながら綿棒で刷り込んだら、少しだけ透明感が出た気がします。
家の間に小川が流れる hiromi
野原に建っているガラスの家 kaori
横に並べてみたガラスの家
夕日を受けて輝く家並み ヒロ
石を粉砕して焼いた土から
手に持つとずっしり重く表面がすべすべしている家、窓や入り口,屋根など繊細な作りです。
土を練って焼いた陶器とは違って、石を砕いて練った磁器は滑らかな手触り・・・
シンプルな形だけど角度を変えてみると、まるで違った雰囲気になります。
手前に大きく配置した家の形を光と影で立体的に表現します。
次に同じ家を回転させてから上部に小さく描くと、別の家が奥に見えてきます。
テーブルの向こうにある壁を描くことで、モチーフが存在する空間が現れました。
くっきりした家の影 Hiromi
やさしいタッチで Noriko
二つの家の距離感 ヒロ
風景の中に佇む kaori
石と石の家 tomoko
陶の家と平たい石 megumi
軽石を取り巻くずっしりした4つの石
絵を描く会は、メンバー4人でスタートしました。
形の違う河原の石が1回目のモチーフです。
好きな石を各々選び、鉛筆で輪郭を取ります。
上部からの光源でテーブルにくっきりした影ができることで石に立体感が出てきました。
ふわふわした綿(シルクスライバー)はパステルで描き、硬いものと柔らかいモノが対称的なモチーフです。
きれいなカーブの丸い石 noriko
上部が盛り上がった石 ヒロ
ほっそりした形の滑らかな石 kaori
存在感のある平たい石 hiromi
半地下の階段下の壁面で
アトリエぎゃらりー欅舎は、コレクション作品を常時展示しています。
アトリエで織った布を天井から吊るし、作家の作品に添えると和らいだふんいきになりました。
どこの家にもちょっとした空間の中に、お気に入りのモノを飾る場所があるでしょう。
また施設のどこかにもホッとする何かがあって、訪れる人の目を引き付けているんじゃないのかな。
そんな場所やモノを訪ね、飾った人や作った人のお話も聞いてみたいと思います。